過日、当教室の第54回発表会を開催致しました。
開催日は7月21日(祝)、開演は12時30分、会場は吹田市文化会館〈メイシアター〉中ホールです。
当日は猛暑の中、また、祝日(海の日)にも拘らず、多くの皆様にご来場賜りました。
改めて、厚くお礼申し上げます。
今回は、在籍の生徒さんの中より、参加者49名、プログラム全5部に及ぶ演奏をご披露させていただきました。
プログラムの内容は、ピアノ独奏が41名、独唱が5名、チェロ独奏が3名で、年少さんから熟年の皆さんまでが、全力を込めた熱演でステージを飾りました。
発表会は、プログラム第1部・ピアノ独奏で幕が上がりました。
レッスンを始めて間もない年少さんによる「メリーさんの羊」から始まり、
「子やぎと赤シャツ」「遊び」「聖者の行進」「河は呼んでいる」「動物の楽隊」
「おお・スザンナ」「エーデルワイス」「白鳥の湖」「こうまの荷馬車」が続きました。
初舞台の生徒さんが多い中、幼い皆さん、よく頑張りました。

プログラム第2部・ピアノ独奏は、小学校高学年までの皆さんです。
「マズルカ」「マイ・ボニー」「メヌエット」「エリーゼのために」「ワルツ」
「美しく青きドナウ」「剣闘士の入場」「ソナチネ・ハ長調」「ソナチネ・ヘ長調」
「なでしこ」「ソナチネ・ト長調」と、より難度の高い曲を、皆さん、丁寧にしっかりと演奏しました。

プログラム第3部は、ピアノを始めて2、3年の大人の方々の演奏から始まりました。
「エトピリカ」「悲歌」「白鳥」を、若い頃の夢を叶えてピアノに向かい、ひたむきに演奏する姿に激励の拍手が送られました。

続く独唱は、年少・年長の兄妹デュエットによる「さんぽ」、小学1年生の「はじめの一歩」、中学1年生の「ララルー」、大人の方の「愛のロマンス」「スィンク・オブ・ミー」を、皆さん、歌唱に振りも付けて、精一杯心を込めたステージをご披露しました。

さらに次のピアノ独奏は、中学1年生の皆さんの演奏です。
「ワルツ・ロ短調」「夜曲」「ソナチネ・ハ長調」を、気持ちを込めて懸命に演奏しました。

プログラム第4部の始まりは、チェロ独奏です。
曲は、チャイコフスキーの「舟歌」、アルビノーニの「アダージョ」です。共に大人からチェロを始め出演を重ね、今回はいっそうの難曲に取り組み、一心に演奏しました。

続くピアノ独奏は、長年レッスンを重ねてきた大人の方々による演奏です。
「ホール・ニュー・ワールド」「リーベリ・ファータリ」「パガニーニの主題による狂詩曲・第18変奏曲」「ノクターン第19番(ショパン)」は、皆さん、心に響く素晴らしい演奏でした。

プログラム第5部は、表彰式とピアノ独奏です。
教室恒例の表彰式は、入会から3年、5年、7年、10年、10年以上の在籍者を表彰致します。
今回は、全15名の皆さんに表彰状と記念品を贈呈致しました。

さらに、発表会の最終ステージを飾るピアノ独奏は、中、高、大学生の皆さんに加え、在籍24年の生徒さんです。
「樂(3ラチャ)」「無言歌・第10番(メンデルスゾーン)」「前奏曲・雨だれ(ショパン)」「月の光(ドビュッシー)」「ソナタ・悲愴(ベートーヴェン)」「アダージョ・ロ短調(モーツァルト)」「水の反映(ドビュッシー)」の名曲を、皆さん、最終ステージの重責を果たす素晴らしい演奏で、締めくくりました。

この度の第54回発表会も、無事盛会裏に終えることが出来ました。
何よりも、発表会に向けて、真摯に熱く取り組んで下さった生徒の皆様、並びに保護者の皆様に感謝申し上げます。
教室の創設から59年にわたり、54回もの発表会を積み重ねてまいりましたことは、ひとえに皆様の温かいご理解、ご支援があってのことと心より厚くお礼申し上げます。
これからも、教室のモットー「音楽を愛し、音楽を心の糧とされる生徒さんを一人でも多く育む」を下に、指導者一同、努めてまいります。
今後共、どうぞよろしくお願い申し上げます。
教室代表 梅谷邦彦