過日、当教室の第52回発表会を開催致しました。8月27日(日)、開演12時30分、会場は吹田市文化会館〈メイシアター〉中ホール。当日は猛暑にも拘わらず、多くの皆様方にご来場賜りました。改めて、心より厚くお礼申し上げます。
さて、年に一度開催の発表会は、私共にとって最も重要なイベントです。その結果は教室の評価にも繋がるばかりではなく、生徒さんにおいても、発表会に向けての一途な練習や人前での演奏から、日頃のレッスンでは得ることができない貴重な体験の場と言って過言ではありません。
今回は学校のクラブ活動等による少なからずの不参加がありましたが、総勢47名の生徒さんが頑張ってステージを飾って下さいました。
出演はピアノ独奏が41名、チェロ独奏が5名、独唱が1名。プログラムはショパン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの名曲に加えて、アザラシヴィリのピアノ曲「ノクターン」、オッヘェンバックのチェロ曲「天なる二つの魂」、ラフマニノフのピアノ曲「エレジー」などを初披露。
ピアノレッスンを始めて8か月の幼いお子さまや、60歳の方の初心者よる初舞台、在籍10年以上の先輩諸氏、他みなさんによる力いっぱいの熱演に、お客様から温かい拍手をいただくことができました。
途中、教室恒例の在籍表彰式があり、入会から3年、5年、7年、10年、10年以上の在籍者29名の表彰を行いました。今後の励みとなれば幸いです。
何よりも生徒のみなさんが、この度の発表会をステップにされ、次回を目指してより励んで下さることになれば嬉しい限りです。
思えば、教室の創設から57年。諸事情による休会はありましたが、52回におよぶ発表会の開催は私共の自負するところです。
まさに一回一回、地道に積み重ねてきた思いですが、今日、改めて深い感慨を覚えております。
同時に、これからも研鑽を重ね一人でも多くの生徒さんが、より音楽を愛し、心の糧としていただけるよう、さらなる学びの場にしなければと気持ちを新たにしております。
最後になりましたが、この度の発表会に際し温かいご理解とご支援を賜りました生徒さんはじめ関係各位にはこの場をお借りして、心より厚くお礼申し上げます。
教室代表 梅谷邦彦