過日、当教室の第53回発表会を開催致しました。
開催日は9月16日、開演12時30分、会場は吹田市文化会館〈メイシアター〉中ホールです。
当日は厳しい暑さの中、また、「敬老の日」の祝日にも拘わらず、多くの皆様にご来場賜りました。この場をお借りして、深く感謝申し上げます。
教室の創設から58年、まさに、長い年月にわたり、生徒さんと共に積み重ねてきた53回の発表会は、その一回一回に、教室の足跡が刻まれてきたものと、今日、改めて深い感慨を覚えます。
今回は、在籍の生徒さんの中より、ピアノ独奏が39名、独唱が2名、チェロ独奏が2名、年中さんから熟年の方まで総勢43名の皆さんがステージを飾って下さいました。
プログラム1番は、年中さんのピアノ独奏、「山の音楽家」(ドイツ民謡)です。
「ジプシーの踊り」「人形の夢と目覚め」「荒野のバラ」「トルコ行進曲」等、愛すべき作品が続き、「戦場のメリークリスマス」「サマー」「ハンターチャンス」等のポピュラー曲もステージを盛り上げます。
そして、小学生の独唱が2名、「ビリーブ」、ディズニー映画より「夢はひそかに」を、
振りも付けての演奏です。
大人のチェロ独奏が2名、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」、ブレヴァルの「チェロ協奏曲」(第1番)、
さらに続くピアノ独奏は、クラシックの名曲が並びます。
ベートーヴェンの「ソナタ」(第1番)、モーツァルトの「ソナタ」(第5番)、
ランゲの「花の歌」、ブラームスの「間奏曲」(第2番)、チャイコフスキーの「メロディ」、
シューマンの「ノヴェレッテ」(第1番)、
ショパンの「ノクターン」(2番)、「幻想即興曲」、ラフマニノフの「プレリュード(鐘)」、
ショパンの「ワルツ」(第3番)、「スケルツォ」(第2番)、
プログラムの最後は、ショパンの「ノクターン」第8番 変ニ長調 Op.27-2。
今回も、多彩で音楽性の高い数々のプログラムをご披露することが出来ました。
生徒さんお一人お一人の、ステージへの真摯な取り組みと熱い思いが、胸を打つ感動的な演奏となって伝わってきました。
全ての演奏が、必ずや多くの方々を魅了したことでしょう。
また、恒例の表彰式も行い、3年、5年、7年、10年、10年以上の在籍者23名に、
表彰状と記念品を贈呈致しました。
中でも、最長23年を含む在籍11年以上の生徒さんが8名もいらっしゃることに、感謝と敬意を表します。
「音楽を愛し、心の糧とされる生徒さんを一人でも多く育む」を教室のモットーとし、指導に努めてまいりました。
今回の発表会を通して、生徒さんの貴重な経験とさらなる成長に、私共の熱意が多少なりともお力添えになれたのであれば、嬉しい限りです。
最後になりましたが、出演者並びに保護者の皆様、この度の発表会に際し、日々のレッスンから本番の舞台に至るまで、温かいご理解とご協力をいただきまして、心より厚くお礼申し上げます。
ありがとうございました。
教室代表 梅谷邦彦